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南部の体験記をご紹介します!


 ・南部旅行記 (「なおち」と「くぎお」)
 ・ディープサウス4日間ドライブの旅 (高井浩幸さん)
 ・今年も来たぞ、ニューオリンズ! (今崎恵美子さん)
 ・フラット・スタンレー・キャンペーン フォト&エッセイ



 南部旅行記 (「なおち」と「くぎお」)

 2002・9月、私(くぎお)は、なおちさんご夫婦のお誘いを受けケンタッキー州を中心とした南部8日間の旅へ行ってまいりました。旅慣れたご夫婦と一緒だったおかげもあり、内容の濃い充実した旅だったと思い ます。


1日目 出発(^o^) 〜 NASHVILE,TENNESEE

ナッシュビル空港に着いた頃はもうすっかり夜、夕食をとりにすぐにダウンタウンへ向かいました。 食後にダウンタウンを散策し、最終的に事前にチェックしていた『Bourbon Street Blues&Boogie Bar』(写真)でライブを楽しみました。

ナッシュビルはカントリーミュージックの故郷として名高くライブハウスの数も多いのです。街全体が音楽と密接な関係にあるという印象を受けました。

2日目 NASHVILLE,TN 〜 FARRGUT,TN

午前中は昨日に引き続きナッシュビル・ダウンタウン巡り。楽し気な看板や、雰囲気のある建物が多く、素敵な街並みでした。川沿いには『Fort Nashborough(ナッシュボロー砦)』がありここは1779年にイギリス人開拓者によって築かれたものを1930年代に復元したそうです。

入場は無料で、中には牢屋があったり、当時の開拓民の生活がうかがえるような家具や用具なども展示されていました。

3日目 FARRGUT,TN 〜 CHERROKEE,NC 〜 CUMBERLAND,KY

楽しみにしていたグレートスモーキーマウンテン国立公園に行きました。ナッシュビル方面からのアクセスだと、ギャトリンバーグから入ります。先ずはウェルカムセンターで情報収集&ショッピング。

それから公園の南北を結ぶ『Newfound Gap Rd.』をドライブし、途中車を止めて森の中を少し歩いたり、ビューポイントで景色を楽しんだりチェロキー(ノースカロライナ州側公園入り口)に抜けました。チェロキーはかつて先住民族が暮らしていた地域で、彼らの歴史や文化を伝える施設が多いようです。

その中でオコナラフティ・インディアンビレッジに行ってみました。入場料は$12で、チェロキー族の人々の文化を実演(織り物や弓矢などを作成)をガイド付きで見学することが出来ます。(所要時間=約1時間)

4日目 CUMBERLAND,KY 〜 COVIGTON,KY 〜 CINCINNATI,OH

事前に集めた資料でカンバーランド・フォールズ州立公園の写真を見て以来『行きたい!』という気持ちが強かったので、朝から興奮気味でした。昨晩泊まった『DUPONT LOGDE』はこの公園からすぐのところにある 宿泊施設でとても素晴らしいところでした。

モーテルに比べると料金は少々高めですが、素敵な暖炉があったり広々としたリビングがあったりと日本ではあまり味わえない雰囲気を堪能することが出来ました。

朝食後、いよいよ公園へ向かいます。緑豊かな中に滝がありました。辺りの景色も含め、全てに満足でした。

この時期は紅葉が始まったばかりといった感じでしたが、あと半月もすればまた違った素晴らしい風景が望めたことでしょう。後ろ髪を引かれる思いでしたが、次の予定の為オハイオ方面に向かいました。

オハイオ州(南部ではありませんが)を目前にしたケンタッキー側・州境の町コビントンは、こじんまりとした可愛い建物がいっぱいある素敵な田舎町でした。

街の北部にはオハイオ川が流れています。

川の向こうはオハイオ州・シンシナティになります。

コビントンからは『ローブリング・サスペンション・ブリッジ』を渡り徒歩でオハイオ州に入ってみました。

さて旅は未だ未だ続きますが、旅行記・後半は同行のなおちさんにレポートしてもらいましょう!

さて、COVINGTONの向こう側はもう南部ではないオハイオ州になります。しかし、南部をつっきってオハイオ州・シンシナティまで行ったのには訳がありました。

「LYNYRD SKYNYRD」というSOUTHERN ROCK BANDのコンサートを見るためです。レーナード・スキナードは1960年代から活躍している南部(フロリダ州)出身のバンドで私達夫婦の大好きなバンドのひとつです。

彼らの有名な曲のひとつに「SWEET HOME ALABAMA」という曲があるように、彼ら自身南部を愛している人達だと思います。今回のライブも南部のどこかで見れたらもっとよかったのですが、それでも楽しく感動的なひとときを味わうことができました。

5日目 COVINGTON, KY 〜 MAMMOTH CAVE NATIONAL PARK

いよいよ今回の旅のメイン・イベントの一つ「マンモス・ケイヴ国立公園」にやってきました! まずは公園内のVISITOR CENTERへ行き、ツアーの申し込みをします。(ケイヴ内は個人では周れません)マンモス・ケイヴにはいくつものツアーが用意されていて、お年寄りも参加できる簡単なものから電球付きのヘルメットを付けて6時間かけて周るハードなものまで、色々あります。

私達は時間的にも体力的にも丁度良さそうな「フローズン・ナイアガラ・ツアー」に参加しました。

約2時間かけて周るこのツアーでは凍り付いたナイアガラの滝のような鍾乳石がハイライトですがそこへ行くまでにも地底湖「クリスタル・レイク」をはじめとした神秘的な自然の姿に目を奪われっぱなしでした。ある地点でレンジャーさんが皆の足を止め、元々薄くしか照らされていない電気を全部切りました。

すると、一点の光もない闇が訪れ、経験したことのないその闇に全員が驚きのため息を漏らしたのでした。

2時間もの間レンジャーさんが丁寧に説明しながら歩いてくれたこのツアー、たったの$9とは安すぎると思える程充実した内容でした。次に来た時にはぜひ、他のツアーにも参加してみたいです。

さて、次は「バーズタウン」という町に一泊しました。ここはケンタッキーの州歌「ケンタッキーの我が家 (My Old Kentucky Home)」が生まれた場所として有名で、この曲を作った作曲家、ステファン・フォスターが この地を訪れ、この曲のモデルとした家が「マイ・オールド・ケンタッキー・ホーム州立公園」の中にあります。

公園内は木々や芝生の緑が眩しいくらいで、たくさんのリスや鳥などが居心地よさそうにそこここを散歩して います。なんだか時間の流れがゆったり感じられる…バーズタウンの町全体がそんな雰囲気でした。

ちょうど年に1度のバーボン・フェスティバルの時期だったのですが、一番盛り上がる時間(夜)に立ち去らなければならないのが本当に残念でした。

6日目 BARDSTOWN, KY 〜 LOUISVILLE, KY

いよいよ最終目的地・ルイビルへ。バーズタウンからルイビルへは約1時間のドライブでした。

まずはVISITOR CENTERへ行ったのですが、なんと移転したばかりとのこと。でも歩いても行ける距離ですぐにわかる場所でした。そこでもまた資料をゲットして、いざ「ルイビル・スラッガー博物館」へ!

巨大なバットが目印の建物に入り、窓口で$6のチケットを買いツアーに参加します。

まずは大リーガーのインタビューなどを交えたドキュメンタリー・タッチの短い映画を見ました。

次にミニチュア球場のような部屋へ入ると、ピッチャー&キャッチャー、そしてバッターの蝋人形がいます。 部屋全体が本物の球場のように出来ていて、とても面白かったです。

そこを過ぎると実際にバットを作る工程を、順序立てて説明しながら見学させてもらえます。

この博物館では実際にバットを作っていて、大リーガーのほとんどのバットがここの「Louisville Slugger」の刻印の入ったものを使っているそうです。他に、有名選手が実際に使ったバットの展示や、トロフィーなど、博物館としても豊富な展示物がありました。王貞治(現監督)やイチローなど、日本の往年の名選手や現役大リーガーの名前もところどころで見られ野球好きの私達にはわくわくするひとときでした。

また最後に貰えるお土産のミニチュア・バットが魅力的で、とてもいい記念になりました。

7日目 LOUISVILLE, KY 〜 帰国(T_T)

最後の日がやってきてしまいました。幸いゆっくりめの飛行機を予約できていた為、朝早くモーテルを出て、 ケンタッキー・ダービーの開催地として有名な「チャーチルダウン競馬場」を見に行きました。

シーズンではないので外から見るだけだったのですが、その周辺は、いつ馬に出会ってもおかしくないような 緑の多いステキなところでした。

今回の旅行では車で約1000マイル(約1600キロ)走りました。それでも南部の一部しか周っていませんがテネシー、ケンタッキーの自然や人の優しさ、歴史などに触れ南部の良さを実感できるステキな旅となりました。 一言で南部と言ってもとても広いので、きっとそれぞれの州にそれぞれの魅力があると思います。

いつか南部の他の州にも行き、その魅力に触れてみたいと今強く感じています。



 ディープサウス4日間ドライブの旅 (高井浩幸さん)

 はじめて北米大陸をドライブ旅行したのは1990年の夏、テキサスの北西、エルバソの町からニューメキシコの南部にかけてのことだった。見渡す限りの荒野と深い森の中を走りながらその大きさ、美しさに感動し、以来次の旅に思いを馳せてきた。あの頃も今も、日本では年に1,2度運転するだけのペーパードライバーの私だが、今回幸運に恵まれて夫婦で南部の地を旅させていただけることになり、南部観光の王道ニューオリンズを中心にディープサウスを正味4日間の駆け足で覗いて見ることにした。

 ドライブ旅行の一番の良さは、時間に縛られず、その場の思いつきで好きな所へ行けること。今回も、全体の日程の短さはあるにしても、その間の動き方はまさに行きあたりばったりだ。旅の途中、ミシシッピ州ナッチェスのレストランでお会いした日本人のご夫婦は、ニューオリンズからグレイハウンド・バスを乗り継いでこの町へ来て、タクシーで観光スポットを廻っておられるとのことだった。バス旅行も楽しいものだが、どうしても時刻表が頭を離れないのは仕方のないところ。
 その点我々はといえば、直前までそんな所へ行こうとは全然思わず、たまたま行き先に困って地図を見たときに、目に付いたというだけだ。

 ニューオリンズ港に近い立体駐車場の中にあるハーツレンタカーのカーポートから外への出方がわからず、大層手間取った(助けてくれた通りがかりのおじさん、ありがとう)ことや、土砂降りのなか田舎道で迷ってしまい、散々ウロウロした揚げ句来た方向へ戻っていたりといった失敗の結果、第一目的地のプランテーションハウスに着いたのが予定の3時間遅れ。その後足を伸ばして今夜の宿とするつもりだったのはフランス系移民の首都と呼ばれるラフィエットなのだが、今から行ってもお目当てのタバスコ工場も昔の生活を再現している文化センターも見られない。明日は感謝祭でみんな閉館だというし、それならいっそのこと街並み自体を楽しめる所へ行くのが良かろうと、ガイドブックで探したのが北西へ150マイルのナッチェスなのだった。
 着いた時には暗くなっていて、しかも寒い。メキシコ湾岸からかなり内陸へ入ったので、晩秋のしんとした空気が、これから宿を探す心細さとともに体にしみてくる。市街地の中心らしい所に車をとめ、人気のない通りを歩くと、大きなラディソンホテルと小さな古民家ホテルが向かい合っている。迷わず小さい“ザ・ゲストハウス・ヒストリック・イン”を選ぶ。巨大なベッドと古い家具が並ぶ広い部屋。フロントのトム青年は「感謝祭に旅行かい?」と笑いながら、こんな日に駐車違反の取り締まりはないから、前の道路に車を置けばいいと教えてくれた。
 寒くて雨もよく降ったが、2日間すごしたナッチェスの町は、居心地の良いホテルと、あるものは威風堂々、あるものは可愛いオールドハウスの見学、それにおいしい食事に恵まれた、実にナイスな選択であった。

 ナッチェスを発ちルイジアナに戻った私たちは、ミシシッピデルタの湿地帯をボートで見物するスワンプツアーに参加しようと、スライデルという町へ。手漕ぎボートで森の間を巡るというMr.デニーのエコツアーに惚れて予約したのだが、道がわからず出発地点に辿り着けなかった。裏切ってたまたま見つけたDr.ワグナーのモーターボートツアーに乗る。眠そうな声で親切に道を教えてくれたMr.デニーよ、すまん。今度はチラシに地図をつけてくれ。疾走するモーターボート上で受ける風は冷たかったが、ワニもあらいぐまも見られた。OKだ。
ニューオリンズへの帰りには太陽の光を反射して青黒く輝く湖の真ん中を突っ切って、30分橋の上を走りスーパードームの出迎えを受けた。

 ニューオリンズはアメリカ人に最も人気のある国内旅行先だけあって、エキゾチックな観光資源にはこと欠かない。今回はドライブ中心で市内観光はまだまだ物足りなかったので、ぜひもう一度訪れたいと思う。



 今年も来たぞ、ニューオリンズ! (今崎恵美子さん)

 今回で3度目の訪問となるこの地へ、寒い時期に来たのは初めて。しかし名物の湿気は健在で、やっぱりここは暑かった!
ニューオリンズには、名物のガンボとジャンバラヤに、カフェ・ドゥ・モンドのこれまた名物ベニエとカフェ・オ・レ、そして私のお気に入り、ラ・マドレーヌのフレッシュベリー・タルトと、お目当ての食べ物がたくさんあるので、私の胃袋はフル回転。けれどバーボンストリートの方は、感謝祭を間近に控えているせいか、閑散としていてちょっと残念。

 美味しい料理と気ままな散策を楽しんだあとは、いよいよドライブ旅行の始まり。なのに天気の方は怪しい雲行で、案の定、走り出して間もなく雨が降出してしまった。更に悪いことに、今日は感謝祭。宿泊先のノッタウェイ以外にも、数々のプランテーションを見て周る予定が、全て閉館。仕方ないのでノッタウェイへ直行してみると、5時まで入れないとの事。私達の部屋は、なんと見学コースになっているお屋敷の三階、ミシシッピ川を見渡せる位置にある、豪華なスウィート!!
しかし、豪華な広すぎる部屋はどうにも落着かず、どうくつろいだらいいのか悩んでしまう始末。やっぱり私は庶民なのだ……。

 さて次の訪問地ナッチェスは、小さくて可愛い印象の街。そして、人々もとても温か。マグノリアホールの案内係の人達は気さくで、宿泊地マンモスプランテーションのボーイさんはとっても愉快。今回は時間がなかったけれど、ぜひもう一度、今度はゆっくりと訪れたいなあ、と思わせる街なのでした。

 ナッチェスを離れるのは名残惜しかったけれど、あまりゆっくりはしていられない。なぜなら、今日の目的地モントゴメリーまでは、軽く見積っても8時間ほど走らなければいけないのだから。けれど、楽しむ事も忘れたくない私としては、途中までナッチェス・トレース・パークウェイを走ることを当初から予定し、迷うことなく実行。そこは思った通り格好のドライブルートで、色んな史跡などはもちろん、アルマジロに出会い、鹿に激突されそうになるというハプニングもあるほどの自然の宝庫。このままずっと走っていきたかったけれど、残念ながら時間がかかり過ぎると判断し、ポート・ギブソンで離脱。そこからはモントゴメリー目指して一目散!明るいうちの到着は無理だったけれど、何とか夕食時には間に合ったので、良しとしよう。

 翌日、「今日はモントゴメリーを見て周るぞ!」と朝から意気込んだはいいものの、日曜だったため全て閉館。ガソリンスタンドまで閉っている始末。プランテーションの時といい、なんてついてない……などと愚痴ってばかりはいられないので、ここは次のアトランタへ望みをたくし、早々に出発。
さて、そのアトランタで最大の目的地は、キング牧師の記念館。実を言うと、それまで彼の事については良く知らず、でも興味は多いにあったので、この機に勉強してみようと思ったのがその理由。おかげで色々と知ることが出来ました。モントゴメリーが、随分と彼に縁の深い地だということも。ここへ来る前、モントゴメリーへ寄っていて良かった。
その後、ちょっと足を伸ばしてストーンマウンテンを訪れ、最後はアンダーグラウンドでショッピング。そう言えば、今回の旅でショッピングモールなんて初めてじゃないかな?などと思いつつ、お土産の買い忘れがないように、入念にチェック。そのお土産と、様々な南部の思い出を抱えて、翌朝、私達は日本への帰路についたのでした。




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