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世界遺産の旅〜ボロブドゥール〜
2001.1
文:谷崎朋子

ボロブドゥール インドネシアの古都ジョクジャカルタから北西に車で1時間。
世界最大の仏教遺跡として世界文化遺産に登録されるボロブドゥールは1814年、英国ジャワ副総督のラッフルズによって発見されました。
見つかった当時も近隣の住民は誰一人としてその存在を知らず、歴史の表舞台から完全に消えていたのです。

修復作業によって判明したのは、この遺跡が8世紀後半から9世紀にかけてシェイレンドラ王朝によって建立されたということです。しかし後にムラピ山が噴火し、そのまま土に埋もれたまま今日に至ったそうです。

ボロブドゥールは9つの層で形成されています。ピラミッドのように、上部に行くほど狭くなり、壁面には美しい彫刻が施されています。
1〜6の層の壁面には、仏教経典やお釈迦様の生涯に関する物語が描かれています。中でもお釈迦様を授かる際に母親が見た夢で、白い象が吸い込まれようにお腹に入ってきた、という内容のものが有名です。
7〜9の層は、72のストゥーバ(仏舎利塔)が巨大なストゥーバを囲むように配置されています。各ストゥーバの中には仏像が一体ずつ納められています。

9つの層は、さらに3段階に分けることが出来ます。基礎の層、四角の層、そして円の層です。

基礎の層は人間界を表し、欲望を制御できない人間を示しています。
四角の層は色界を表し、欲望は捨てても名と形にこだわる世界を示しています。
そして最後の円の層は無色界を表し、仏へと達した人が集まる世界を示しています。 階を上がるごとに下界から天界へと導かれる仕組みになっているのです。

祖先崇拝のための霊廟だろうと考古学者は想像していますが、未だにその謎は解き明かされていません。
ジャングル奥深くに眠る遺跡には、どのような秘密が隠されているのか?
現在も継続される研究と発掘調査の結果が待たれます。

■日本ユネスコ:http://www.unesco.or.jp/sekaiisan/history.htm


【たびふぁん政府観光局情報】インドネシア政府観光事務局

【たびふぁん都市情報】ジョクジャカルタ




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